真鶴の旅館・民宿、お食事情報の真鶴旅館組合

写真手前の突端がが三ツ石海岸

真鶴町は神奈川県の南西部に位置する町で、鶴が羽を広げたような半島の形から、その名がつけられたといわれています。
真鶴半島の突端には三ツ石があり、初日の出には毎年多くの方がその雄大で神秘的な姿を見に訪れます。
また日本三船祭の一つとして有名な「貴船まつり（毎年7月27日・28日に開催）が行われる町」としても知られ、やはり多くの方々でにぎわいます。
歴史では源頼朝とのかかわりのある真鶴。1180年4月、平氏討伐の命を受けた頼朝は、伊豆で挙兵。しかし石橋山の合戦で敗れ、



	夜の貴船まつり

土肥の洞窟で難を逃れました。再起をかけた一行は土肥道を下り、真鶴の岩海岸から再度出兵し、以後連戦連勝をしたとされています。そのため岩海岸は、「源頼朝祝出の浜（みなもとのよりともいわいでのはま）」とも称されています。
食の名物はなんといっても魚介類。真鶴独特の地形がもたらしてくれる、新鮮で活きのいい魚たちはとにかく絶品と評判です（詳しくは真鶴の魚が美味しいわけを参照ください）。
たっぷりの自然と、昔ながらの風景が今も残る港町、真鶴。
東京からでも最短で約50分、小田原・湯河原・熱海・伊豆・箱根へもほど近いエリアですので、観光旅行にうってつけ。また旅館や民宿等の宿泊先をお探しなら、質・量・価格どれをとっても好評の美味しい磯料理のある、真鶴の宿がオススメです！

真鶴半島の周りは、様々な魚介類達の棲家となっています。はっきりと解明されているわけではありませんが､これには半島内の｢御林（おはやし）*」が大きく影響しているようなのです。
一つに、自然豊かな森林に蓄えられた様々な養分が雨などで海へと流れ込み、魚たちの格好の栄養になっているから、二つ目は、森がつくる影が適度な暗がりをもたらし、海藻と共に魚の絶好の隠れ家となっている、といった理由が考えられています。
そしてそして、真鶴ならではの地形で元気にすくすくと育った魚達は、「真鶴漁港」や「岩漁港」で水揚げされ、とれたて新鮮なうちに、旅館や民宿などの宿泊施設やお食事処に届けられています。

*県立公園に指定された原生林です

「未来に残したい漁業漁村の歴史文化財百選」にも選定されている真鶴の「御林（おはやし）」（魚付き林、魚付き保安林とも呼ばれています）。
その歴史は、度重なる大火によって江戸幕府から出された「材木資源確保」の政策によるもので、寛文12年（1672年）、当時の小田原藩がこの真鶴に植林したことにさかのぼります。
現在でもこの美しい森林を次世代へ残していけるよう、努力しています。